冷静になれない

KAT-TUNが好き

アイドルとは何か

そんなものは 夢とは言わねェ

 ただの 諦めだ

 

アイドルが好きです。

もう十年以上好きなアイドルがいます。

それで、気が付けばアイドルという概念自体も好きになっていました。

話変わって、同じく十年以上大好きな漫画があります。

冒頭の言葉は、その漫画内で主人公が言った台詞です。

アイドルについて、最近またよく考えます。

そんな時に、上の台詞から始まる、私の心底大好きな台詞を思い出します。

私の一番大好きなアイドルのことも思い出します。

何かを書いておきたくて、書きます。

銀魂』の「アイドル篇」大好きです。

 

 

アイドルとはなんぞや

 

 

疑似恋愛の相手だけがアイドルの役割かといえば別段そんなことはなく、疑似恋愛の相手をすることがアイドルのメイン事業かと言われれば別段そんなことはないと思っている。

大好きな漫画の作者と大好きなアイドルへの価値観が似通っていると解って、初めて原作のその回を読んだ数年前からずっと嬉しさを感じている。

 

私の愛する漫画『銀魂』の中にある中編「アイドル篇」の内容はといえば、それはもうギリギリのネタを盛り込みまくった相も変わらずギリギリな内容で、よくアニメでもやれたなと感心するが、そこはもう銀魂なので、最後にはきっちりといい話風にまとめてある。

ざっくりとしたあらすじ。江戸のトップアイドル寺門通に、宇宙中のトップアイドルの座を掻っ攫い続ける銀河系最強アイドルグループGKB48が挑戦状を叩きつける。GKB48の行う魅惑の握手会により瞬く間に奪われるお通のファン。長年自分を支え続けてくれた親衛隊のメンバーすら次々と陥落していく様子に、お通はショックを受ける。寺門通親衛隊隊長である志村新八、そして彼を含む万事屋達は、お通のアイドルの座を護ることができるのか。

 

こっから話のネタバレを含む。

GKB48の個室カーテン内で行われる魅惑の握手会の正体とは、彼女らの手によるファンへの洗脳行為であった。GKB48のセンター、ビチエの触角を引きちぎることで新八は彼女の正体を暴く。触角を奪われたことで別人のような禍々しい姿に戻るビチエ。他のメンバーも同様に触角を親衛隊隊員に奪われ、元の姿を露わにする。

洗脳をかけられていたと知ったGKB48のファン達は嘆く。対して揺るがずにお通へエールを贈る親衛隊。その熱は元GKB48ファン達にも伝播していく。

バレてしまったのならもう一度洗脳し直せばいいと、会場中に怪音波を響かせるGKB48。それに対抗する主人公勢。

洗脳を妨害されながらビチエはこう叫ぶ。

 

止められる? アナタ達に私達が

いえ 止める権利がアナタ達にあると思う?

 

幻想に洗脳… そんな事は全てのアイドルが皆やっている事

アイドルだって一皮むけばうす汚れた人間

 

その汚れを隠そうと美容整形を重ね 偽りの美を飾る

その汚れを隠そうとキャラを演じ 偽りの純潔を飾る

 

アナタ達の見ている夢はしょせん全て偽りで飾られた幻想なのよ

私達はその幻想をより完璧により美しく固めアナタ達に提供しただけじゃないの!!

 

全てはアナタ達が見たがっていた 夢のためなのよ!!

 

それに対し主人公の銀時はこう返す。

 

そんなものは 夢とは言わねェ

 

ただの 諦めだ

 

確かにアイドルだってハナクソをほじる ウンコもする ○○○もする

時にスキャンダルも起こすし 時に落ち込む事もある

 

でもそんなちっぽけな自分を少しでもスポットライトに似合う自分に高めようと

必死に自分を磨きあげ 必死に自分を律し もがきながら ステージに立ってんだ

 

お前はそれを幻想と笑うか

そうじゃねーさ

 

幻想なんかじゃねェ

それは理想だ

 

己が掲げた理想ににじり寄ろうとする…夢そのもの

それがアイドルだ

 

奴等は侍と変わらねェ

立派な求道者だよ

 

あのバカどもが見ているのは偽りの夢なんかじゃねェ

アイドルと共に追いかける…本物の夢さ

 

 

 

私達の大好きなアイドルの話をしよう

 

 

嬉しかった。

この台詞を読んだ時、本当に、嬉しかった。

“私の担当のことが書いてある”……私は何故かそう思った。私の世界一愛するアイドルである彼のことを思い出した。そして泣いた。温かくて有難くて嬉しくて泣いた。

 

後に発売された公式ガイドブックにて原作者・空知英秋先生はこの篇についてこうコメントを書いている。

色々くさしておりますが、アイドルにせよなんにせよ、僕はプロフェッショナルを尊敬しております。そういう僕なりのアイドルに対する思いを描けたらなと思って描きました。 

これを読んでまた泣いたような記憶がある。感動したのは確かだ。嬉しかった。

一人のドルオタとして嬉しかった。

ありがとう空知先生。ありがとうございます。これを読んで一人のアイドルオタクが救われました。今も、救われています。ありがとうございました。

アイドルを人間として見てくれて嬉しかった。

恐らく自分の流した涙の理由はここに尽きるのだろう。

 

アイドルというのは職業の一種で。

ファンはその消費者にあたる。

 

書きたいことが上手くまとまらない。

ただ、ただの人間が“偶像”であり続けようとすることについての途方もなさを思う。

 

自分の世界で一番大好きなアイドルが結婚したらどう思うか。最近よく考える。ただまあ考えてみても分からない。その時にならないと分からない。その時が来るかどうかも分からない。未来のことは何も。

人はそれぞれ自分の見たい真実を見て生活している。

経験しないと分からないことや内側にいないと分からないこともたくさんある。だから言えることがない。

副担が十年以上法を犯して己の健康を損なわせていたことが判明した経験ならある。ちなみに「馬鹿やろう」と思います。むこう五年は怒る予定でいる。具体的に言うと執行猶予が切れる二年までの間は一銭も落とす気がない。養生してくれ。

話が脱線した。元気でいてくれればそれで。元気に生きていてくれさえすれば究極的にはそれでいいです。ちなみに大麻が身体に残っている状態は元気と呼ばないからな。養生してくれ。また話が戻っている。

 

 

まあそんな感じ、です。

書き出しても結局自分でもちょっと何言いたいか分かんない感じになった。

一旦ここで終わっておく。

 

 

銀魂-ぎんたま- 51 (ジャンプコミックス)

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